まず、遊びとは一体どのようなものか?を差し示したものが以下の動画で説明されており、今回引用抜粋させて頂きました。ホモ・ルーデンス遊びの哲学、なんとも面白い命題である。
動画では面白さこそ、遊びの本質であるという解説から本題に入っていきます。
①遊びとは遊び以外の何かのために行うものである
②遊びとは遊び以外の何かのために行うものではない
さて①②この2つを見比べた時にどちらが遊びの本質に近いだろうか?
理屈ではなく、ただ面白いから遊ぶ。
では具体的に遊びとはどういったものなのか?ホイジンガは次のように述べている。
解説:遊びというものはやろうがやるまいが本人の自由である
2. 利害関係がないこと
解説:例えば積み木でお城を作ろうとしている子どもは親の喜ぶ顔が見たいとか、お小遣いが欲しいといったモチベーションで積み木をする訳ではない。ただ単純に純粋にそれが楽しいからやっている。
3. 「完結性」と「限定性」をもっていること
解説:スポーツであるならば始まりと終わり(例:時間設定等)が存在[完結性]し、遊ぶ為の空間(例:コート等)[限定性]がある。
4. 「絶対的秩序」があること
解説:スポーツで言うならばルール(絶対的秩序)が存在し、ルール違反をすればそれは遊びの崩壊を意味し、無価値なものとなる。遊びには緊張感、またやってみないとわからないという不確実性が重要である。もし遊びの中に一切の秩序が保たれていなければ、その遊びの中には緊張感がなくなり、やっている方も観ている方もその遊びを遊びとして楽しむことが出来ない。だから遊びには一定のルールが設けられている。
5. 「非日常的」であること
解説:世間の掟や慣習に縛られない日常から離れた場所で行われているもの。子ども時代に秘密基地を作って遊んだ経験があるのではないだろうか?そこではビー玉がお金の変わりだったり、葉っぱがお皿だったり、明らかに日常とは離れた世界観が存在していたはず。つまり遊びとは本来、非日常的なものであり秘密という要素を混ぜ込むことで面白さが増大するもの。
さてここで遊びとは?について考えを先人の知恵をお借りしながら、引用抜粋させて頂きましたが、つまりVOLLTEXではどういったものを目指していきたいか?というものの答えがこの中にあります。
VOLLTEXが目指す基本構造とは?
これら5つの項目に関してはいずれもスポーツというものを通して実現でき、そしてそれらは楽しくもあり、没頭でき、夢中になれるものです。強くなるためのスポーツクラブ では最初の段階で、なかなかハードルが高いですが、活動そのものが楽しいと思える。そして楽しいと思っている間に没頭し、夢中になれる環境を目指していきたいというのがVOLLTEXの想いとなります。スポーツや運動は健康に欠かせないものです。それらを辛いとか努力する感情で我慢するのではなく、ただただ楽しい、夢中になってる、没頭している先に、健康でありながらより難しさを追求・探究したくなるような環境創りを目指していきたいと考えております。