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全てのプレーを経験できるローテーションというシステム

バレーボールにおいて最初のスタートポジションを考えることは極めて重要ではないかと感じます。最初のスタートポジション、これはゲームの局面ごとにポジショニングは変わってきますが、いきなりバレーボールの多数の局面を考えていくことはジュニア年代の初心者にはとても難しいと感じます。

当クラブのSmash-GOALは攻撃・守備の2つの局面から考察を行なっていきます。

バレーボールは地面にボールを落としてはいけないというルール設定の為、どうしても思考する時間が少ないということが育成年代にとって大きな障壁となっているように感じます。

その為、ボールを地面に落とさず3回以内に返球というルールをジュニア世代の初心者に求めようとすると、どうしても型にはめていく指導が必須となってくると感じるのです。

また私の現段階の思考では特に小学低学年の思考速度とバレーボールのゲームスピード(地面に落とさず3回以内に返球)が合わず、速すぎると感じます。

Smash-GOALではそのゲーム速度を抑えることが可能で思考する時間も設けることが可能です。

こういった観点からも思考する時間を設けて、プレーヤー同士がコミュニケーションを取り、連携し合う為の時間の確保、これがチームプレーではとても重要だと感じます。

スタートポジションの話に戻りますが、当クラブでは全てのポジション、全てのプレーをプレーヤーには体感してもらいたいので、独自のローテーションを行なっています。ローテーションを行うためにはスタートポジションの必要性が出てきます。

スタートポジション参考記事はこちら

小学生年代はフリーポジションが採用されていますが、育成年代のポジション固定による弊害はかなり大きいと私自身プレーヤー時に感じておりました。

特にチームプレーを行うためのコミュニケーションによる意思疎通は一方的な意見の主張では必ず齟齬が起きます。それぞれのポジション、プレーを経験して初めてコミュニケーションの土台が出来上がっていくのだと感じるのです。

特にアタッカーとセッターの力関係では必ずアタッカーの方が意見が強くなります。

しかしセッターを理解しているアタッカーはセッターに対して言葉選びもより慎重となるはずですし、そもそも全員がセッターだという認識が出来上がっていれば、そういったコミュニケーションによる齟齬は生まれにくいと考えます。

その為にもローテーションというシステムはコミュニケーションを育む画期的なシステムであると感じております。

スパイカーとセッターによる連携、ブロッカーとディガーによる連携等、それぞれのプレーヤーの意識を繋げていくためにはそれぞれのプレーを体感し、理解した上でのディスカッションが必要となってくるのだと感じます。

それぞれのプレーを経験、理解し、その上でディスカッションが行えるチームは本当に強くなると信じています。

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